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タミフル耐性インフルエンザの小流行が終息
症状は「感受性」と同じ、リレンザは有効

 オセルタミビル(タミフル)耐性ウイルスによるインフルエンザの小規模流行の発覚以後、横浜市衛生研究所は定点観測医療機関を増やすなど、サーベイランスを強化している。しかし耐性ウイルスが検出されたのは1月28日の検体からのみで、その後は、3月3日(第9週検査)まで1度も検出されていない。

 同研究所長の豊澤隆弘氏は「耐性ウイルスの流行は局地的なもので、既に終息したと考えられる。流行を起こした株は、海外からの流入ではなく、日本で独自に変異したものだったのではないか」などと話している。

 オセルタミビル耐性インフルエンザウイルスによる小流行は、横浜市衛生研究所が今年1月末に実施した感染症発生動向調査のサーベイランスで発覚。耐性株であることは、ウイルスの遺伝子検査で確認した。オセルタミビル耐性ウイルスに特異的とされる、ノイラミニダーゼ遺伝子上の変異(H274Y変異)があった。検体は国立感染症研究所に送られ、現在、薬剤感受性試験などが行われている。

 横浜市の耐性インフルエンザウイルスは、8~13歳の5人の子ども由来の5検体から見付かった。5例中2例は、横浜市衛生研究所が毎週サーベイランスを行っている定点医療機関(小児科)のうちの1カ所から提出された検体(2例中2例)。3例はインフルエンザで休校となった小学校の児童のうがい液(5例中3例)だった。いずれも検体が採取されたのは1月28日だった。

 5人は従来健常な児童で、兄弟関係はない。定点医療機関と、休校となった小学校は同じ区内にあり、地理的に近かった。

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