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【日本時間生物学会学術大会】
ヒトの“繁殖期”は10~11月?
流産率が他の月に比べて半分以下

「不妊治療に携わる医師は、10月と11月がベストシーズンであることを知っておいた方がいいかもしれない」と語る藤田保健衛生大の中沢和美氏

 ヒトには他の哺乳類に見られるような明確な繁殖期はないが、月別の流産率を調べるとその名残りとも取れる季節性の変動があることが、約2500人の自然妊娠を追跡した調査で分かった。藤田保健衛生大・第二教育病院産婦人科教授の中沢和美氏が、第14回日本時間生物学会学術大会で発表した。

 中沢氏らは、2004年から2006年の3年間に、けいゆう病院(横浜市西区)に来院した自然妊娠の妊婦約2500人を対象に、その後の流産数を調べ、最終月経別妊娠数に対する割合を月ごとに比較検討した。

 その結果、10月と11月に最終月経があった女性の流産率が7%と、他の月(16~22%)の半分以下となり、有意に低い結果となった(図1)。この結果から「ヒトの生殖機能は10~11月にベストとなる」と結論付けた。


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