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肥満と片頭痛の関係は?
肥満者は頻回の片頭痛に悩む割合が高い(10/24訂正)

 肥満片頭痛の頻度の関係を調べた米国Albert Einstein医科大学のMarcelo E. Bigal氏らは、BMI高値と頻回の片頭痛との間に、有意な関係があることを見いだした。詳細はArch Intern Med誌2007年10月8日号に報告された。

 これまで、肥満で反復性頭痛を持つ患者が慢性連日性頭痛CDH)を起こす頻度は正常体重者の約5倍、という報告があったが、その後、この関係は慢性緊張型頭痛には当てはまらず、慢性片頭痛に特異的であることが示唆された。また、BMI高値だと、片頭痛患者の頭痛発生頻度はより高く、障害レベルも高いことが示されていた。

 これらの報告は、肥満が頭痛の頻度と重症度の増加に関係することを示唆していると考えた著者らは、American Migraine Prevalence and Prevention (AMPP)研究のデータベースを用いて、BMIと反復性頭痛(片頭痛、片頭痛可能性例PM)、重症反復発作性緊張型頭痛S-ETTH))の頻度と重症度の関係を評価することにした。

 AMPPは、人口学的に米国民を反映するよう選出した12万世帯(構成人数の総計は25万7399人)に質問票を送付し、家族全員について、片頭痛の有無などを尋ねる方法で行われた。回答率は65%で、7万7879世帯、12歳以上の構成人員16万2576人についてデータが得られた。回答率に男女差はなかった。

 回答者のうち過去1年間に反復性頭痛があったのは3万703人(18.8%)。片頭痛の診断基準(国際頭痛分類第2版)を満たしていたのは1万8968人(11.7%)だった。また、7564人(4.6%)がPM、2051人(1.2%)が S-ETTHと判定された。それ以外の反復性頭痛の患者も2120人(1.3%)いた。

 これら頭痛患者を、BMIに基づいて低体重(<18.5)、正常体重(18.5-24.9)、過体重(25.0-29.9)、肥満(30.0-34.9)、病的肥満(>35)の5群に分類した。

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