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精神疾患患者への医療サービスは国際的に不足
WHOの世界精神保健調査の結果より

 精神疾患はどの国でも障害(disability)の主な原因になっており、低中所得国にとっては、疾病負担は深刻だ。米国立精神健康研究所のPhilip S Wang氏らが、日本を含む世界の17カ国の精神疾患患者の医療利用状況を調べた結果、特に発展途上国で医療サービスの利用が少ないことが示された。詳細は、Lancet誌2007年9月8日号に報告された。

 著者らは、各国の医療サービス利用の現状を調べ、その結果を基に、最適な治療を選択し、効率よい資金提供の方法を考案するための政策決定に役立てることを目指した。分析の対象にしたのは、世界保健機関WHO)の世界精神保健(WMH)調査の結果。WHOが1998年に開始したWMH調査イニシアチブは28カ国を組織的な調査の対象にしている。今回は、調査が修了した以下の17カ国の、18歳以上の住民8万4850人のデータを利用。

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