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プライマリケアのスクリーニングが心房細動発見に有効
スクリーニングで新規症例検出率が1.61倍に向上

 プライマリケアにおけるスクリーニングは、心房細動の検出率を向上させるのか。さらに、より効率のよいスクリーニング法はどれか。英Birmingham大学のDavid A Fitzmaurice氏らは、多施設クラスター無作為化試験を行い、スクリーニングは有効であること、さらに、受診時に心拍に異常があった患者に心電図検査を勧める任意型スクリーニングが最も好ましいことを明らかにした。詳細は、BMJ誌電子版に2007年8月2日に報告された。

 心房細動は、血栓塞栓症、特に脳卒中のリスクを高める。罹患率は年齢と共に上昇する。心電図による診断が可能で、ワルファリンを投与すれば脳卒中のような重症の続発症を大きく減らせる心房細動は、スクリーニング対象として適している。

 著者らは英国内のプライマリケアセンターで、心房細動スクリーニングの有用性を調べる無作為化試験を実施した。50施設を2分して、25カ所を介入施設、25カ所を対照施設とし、12カ月間の新規症例検出率を比較した。

 介入施設の患者は、対策型スクリーニング(郵送にて心電図検査の受検を勧誘)、または、任意型スクリーニング(受診時に心拍に異常があった患者に心電図検査を勧める)に無作為に割り付けられた。スクリーニングは2001年10月から2003年2月まで実施。対照施設では積極的なスクリーニングは行わず、通常診療のデータを記録したデータベースから新規診断例を抽出した。

 対象となったのは、65歳以上の1万4802人(平均年齢75.3歳)。介入施設の対策型スクリーニング群が4933人、任意型スクリーニング群は4933人、対照施設は4936人。

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