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小児用ダイエットプログラム「Bright Bodies」の効果は?
12カ月継続で体組成とインスリン抵抗性が改善

 先進国では小児肥満が増えており、若年性2型糖尿病などの併存疾患も問題となっている。肥満の小児を対象に、家族単位で行う厳格な生活改善プログラム「Bright Bodies」と、通常のカウンセリングの効果を比較する12カ月間の無作為化試験を行った結果、積極的な介入の効果が証明された。米国Yale大のMary Savoye氏らの報告で、詳細はJAMA誌2007年6月27日号に掲載された。

 小児期に過体重となった子供たちのほとんどが、成人後も過体重のままとなる。慢性的な肥満は深刻な代謝性疾患を引き起こすため、小児肥満に対する有効な介入策が求められている。しかしこれまで、小児に対する厳格な生活改善の効果は、ほとんど調べられていなかった。

 今回用いられた「Bright Bodies」プログラム(詳細はhttp://www.brightbodies.org/で閲覧できる)は、Yale大学で開発された、家族単位で行う厳格な生活改善プログラム。特に都心部の貧しい地域に住む非白人系の小児のために設計された。

 先に行われた非無作為化試験では、ティーンエージャーのBMIを2年間にわたって下げることに成功。また、食事内容を細かく決める方法よりも、よりよい食品の選び方、適切な摂取量について学んだグループの方が、長期的な成功率が高いことが示されていた。

 今回は8~16歳の小児を対象に、1年間の無作為化並行群間比較試験を実施。被験者登録と追跡は、Yale小児肥満クリニックで、介入は近隣の学校で行った。

 対象となったのは209人の過体重の小児。全員が、CDCの発育曲線に基づいてBMIが95パーセンタイル超と判定された子供たち。被験者は無作為に対照群、体重管理群A、体重管理群Bに割り付けられた。

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