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【第39回日本動脈硬化学会総会・学術集会】
透析患者ではDESでも再狭窄率が高い
約半数で再狭窄が発生、慎重なフォローを

金沢医大の本山敦士氏

 従来型のステントに比べて再狭窄が起こりにくいことから、冠動脈ステント留置術に広く使用されるようになった「薬剤溶出ステント」(DES:drug eluting stent)。しかし透析患者においては、DESを使用しても再狭窄率が高く、約半数で再狭窄を起こしていることが明らかになった。7月13日、第39回日本動脈硬化学会総会・学術集会で、金沢医大循環器内科の本山敦士氏が発表した。

 調査の対象は、2004年から2006年に冠動脈治療を施行し、DESを留置した透析患者連続22人(男性19人、女性3人)。平均年齢は66±7歳。糖代謝異常を12人に、高血圧を15人に、脂質代謝異常を5人に、喫煙を4人に認めた。平均透析期間は11±2.3年で、インスリン使用例は3人だった。このうち、治療6カ月後にフォローアップできた15人について検討を行い、同院でDES留置を行った非透析患者329人の成績と比較した。

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