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【第67回米国糖尿病学会年次集会】
持効型インスリンは経口薬との併用に向く
2型糖尿病患者20人を対象にしたクロスオーバー試験で明らかに

「持効型のインスリン製剤の方が、併用療法に向くことが分かった」と話すローマ大サピエンツァ校のジャンカルロ・デ・マッティア氏。

 病状の進んだ2型糖尿病患者の治療で、SU薬などの経口薬と作用時間が長いタイプのインスリン製剤を併用する場合、インスリン製剤には、中間型のNPHインスリンよりも、持効型のインスリングラルギンを使用した方が、血糖コントロールが安定することが明らかになった。6月末に米国シカゴで開催された第67回米国糖尿病学会年次集会で、ローマ大サピエンツァ校のジャンカルロ・デ・マッティア氏が発表した。

 調査では、経口薬だけで管理できなくなった2型の糖尿病患者に、1日1回、昼食前にNPHインスリンもしくはインスリングラルギンを注射し、空腹時血糖値、HbA1c、食後血糖値、インスリン使用量、低血糖の頻度を調べた。対象は男性14人、女性6人の計20人で、10人ずつの2グループに分けて「クロスオーバー比較試験」を行った。

 具体的には、1つのグループには最初の12週間にインスリングラルギンを使用し、次の12週間はNPHインスリンを使用。もう一つのグループは、逆に、最初の12週間にNPHインスリン、次の12週間にインスリングラルギンを使用した。20人の患者の平均年齢は59.4±8.2歳、体重82.7±8.7kg、BMI 29.5±2.0。経口薬は、全患者にグリベンクラミド2.5mgおよびメトホルミン400mgを使用し、午後1時の昼食には、350kcal(55%炭水化物、26%脂質、19%たんぱく質)の食事を摂取させた。

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