
図1 DPP-4阻害薬に対する関心度(n=244、単一回答)
新しい治療法として注目されている「DPP-4阻害薬」に関心がある人は、回答者の74%に達した。日経メディカル オンラインが医師会員を対象に行った「2型糖尿病の薬物治療に関する調査」で明らかになった。
糖尿病治療では、作用機序の異なる経口剤や作用時間の異なるインスリン製剤が登場したことで、患者の生活習慣や糖尿病の病態を考慮したきめ細かい薬物療法が可能になってきた。こうした動向を踏まえ、日経メディカル オンラインでは、特に2型糖尿病の薬物治療に焦点を当てた実態調査を企画。5月29日から6月15日まで医師会員を対象にネット調査を依頼し、最終的に 224人から協力が得られた(回答者の主なプロフィルは文末参照)。
DPP-4阻害剤に対する関心度を尋ねた質問では、「関心がある」が51.3%、「どちらかといえばある」が22.8%で、合わせて74.1%が「ある」との回答だった。「どちらともいえない」は17.0%、「ほとんどない」は5.8%、「ない」は3.1%だった(図1、単一回答)。