循環器病の診断と治療に関するガイドラインの中で、利用頻度が最も高いのは「心房細動治療(薬物)ガイドライン」であることが分かった。日経メディカル オンラインが実施した循環器病関連ガイドラインの浸透度調査で明らかになったもので、回答者全体の56%、循環器内科医の73%が日常診療で利用していると回答した。
調査は、第71回日本循環器学会総会・学術集会を機にネット上で実施したもので、循環器病の診断と治療に関するガイドラインについて、日常診療での利用頻度や利用目的、診療への影響、不満に思う点などを尋ねた。3月12日から4月13日までに189人の協力が得られた。
調査ではまず、循環器病の診断と治療に関するガイドラインから20種類を提示し、日常診療で利用しているものを挙げてもらった(複数回答)。その結果、利用頻度が高かったガイドラインの1位は「心房細動治療(薬物)ガイドライン」で、56.1%と過半数の人が利用していた。2位は「不整脈薬物治療に関するガイドライン」(45.5%)、3位は「循環器疾患における抗凝固・抗血小板療法に関するガイドライン」(42.3%)が続き、薬物治療に関するものが上位を占めた(図1)。
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