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【第49回糖尿病学会年次学術集会速報】
“メタボ”の診断基準、女性腹囲は80cm程度が妥当か

 メタボリックシンドロームの診断基準の中で、女性の腹囲の基準値を現行よりも引き下げた方がよいのではないかとの見解が示された。5月25日~27日に開催された第49回日本糖尿病学会年次学術集会で、札幌医大第二内科教授の島本和明氏が発表した。

 昨年発表されたわが国の診断基準では、腹囲は男性85cm以上、女性90cm以上と設定されている。島本氏が、一般住民対象の疫学研究(端野・壮瞥町研究)に登録されている、心血管イベントも薬物治療の既往もない男性395人(平均年齢62±12歳)、女性621人(58±12歳)に同基準を当てはめたところ、基準に合致したのは男性の18%に対し、女性では6%と少なかった。ところが、国際糖尿病連合(IDF)が定めるアジア人向けの診断基準に当てはめると、男性16%、女性24%とその頻度は逆転。同一の対象群でも、腹囲の設定次第で頻度が大きく変わってしまうことが分かった。

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