東京医科大学における心臓手術で4例の死亡例が出た医療事故が発生したことを契機に、心臓手術における死亡率の集計と開示の必要性が改めて脚光を浴びている。その方法の決め手となるのが、欧米で確立している心臓外科手術の症例と手術結果に関するデータベースだ。手術1例ごとの予想死亡率が算出できるのと同時に、病院や医師ごとの治療成績もリスク調整死亡率という同じ土俵の上で評価・比較することが可能になる。日本胸部外科学会が、欧米と同様のシステムとして構築を進めている「日本心臓血管外科手術データベース」もそのひとつだ。
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