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COVID-19患者における多様な自己抗体
Nature誌より

2021/07/15
平山幹生(春日井市総合保健医療センター参事)

 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に対する液性免疫は、一方で中和抗体として感染から防御するために働くが、もう一方で新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者において自己免疫疾患における自己抗体のような自己抗体活性が検出されたという報告が相次いでいる。こうした自己抗体が病態の進行に与える影響についてはあまり明らかにされていない。本論文は、Rapid Extracellular Antigen Profilingと呼ばれる高処理の自己抗体探索技術を用いて、軽度あるいは無症状のCOVID-19患者172人と医療従事者22人の計194人のコホートをスクリーニングし、2770種類の細胞外および分泌タンパク質(エクソプロテオーム)に対する自己抗体を検討したものである1)

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