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Circulation誌から
左室収縮障害を伴う肥大型心筋症の発症と予後の予測因子は?
国際的なレジストリデータ解析による自然史の特徴

2020/04/28
山田 裕紀子=メディカルライター

 左室収縮機能障害を伴う肥大型心筋症(HCM-LVSD)は発症率が低いため、自然史が不明のままである。国際的な肥大型心筋症(HCM)患者のレジストリデータを用いて、HCM-LVSDの自然史と発症および予後の予測因子を明らかにする観察研究が行われた。解析の結果、HCM-LVSDが確認されてから不良なアウトカム発生までの期間は、これまで報告された年数よりも長く、臨床経過には大きな個人差が認められた。また、同定された発症と予後の予測因子から、左室駆出率(LVEF)が50~59%の患者は収縮機能が低下するリスクが高く、より厳密な臨床管理からベネフィットを得られる可能性があることが示された。この結果はCirculation誌3月31日号に掲載された。

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