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Ann Intern Med誌から
高齢AMI患者の6カ月死亡率を予測する新モデル
機能低下の変数を加え、GRACEスコアよりも予測精度が高い

高齢AMI患者の6カ月死亡率を予測する新モデルの画像

 米国New York大学医学部のJohn A. Dodson氏らは、米国の94病院に急性心筋梗塞(AMI)で入院し、生存退院した75歳以上の患者3006人のデータを用いて、退院後6カ月以内の死亡リスクを予測するモデルSILVER-AMIを構築した。新モデルの構築法はAnn Intern Med誌電子版に2019年12月10日に掲載された。

 米国では現在、AMIで入院する患者の3分の1が75歳以上であり、高齢者のAMI発症は今後も増加すると予想されている。患者の年齢が上昇するにつれて、AMI後の死亡リスクも上昇する。しかし個人差は大きく、転帰が非常に良好な患者も存在するため、患者ごとに死亡リスクを予測することは重要だ。

 既存の心筋梗塞リスクモデルは、年齢が比較的若い患者のコホートデータに基づいており、高齢者でも精度が高いことが確認されているモデルはない。そこで著者らは、退院時までに得られる情報を利用して6カ月死亡リスクを予測するモデルを構築することにした。新たなモデルには、若い患者では考慮されることが少なかった機能的な障害に関する情報を組み入れることにした。

 モデルの構築には、前向きコホート研究であるSILVER-AMIのデータを利用した。SILVER-AMIは、2013年1月11日

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