日経メディカルのロゴ画像

Ann Intern Med誌から
健常人の便からマイクロプラスチックを検出
8カ国のボランティア全員から見つかる

健常人の便からマイクロプラスチックを検出の画像

 現時点では、マイクロプラスチックは環境問題と捉えられているが、ヒトの健康に影響を及ぼす危険性が危惧されている。オーストリアVienna大学のPhilipp Schwabl氏らはケースシリーズ研究を行い、欧州や日本の健康なボランティア8人の便を調べたところ、全てにマイクロプラスチックが含まれていたと報告した。結果はAnn Intern Med誌電子版に2019年9月3日に掲載された。

 マイクロプラスチックは、直径が5mm未満のプラスチック粒子で、海洋、土壌のみならず、大気まで汚染していることが明らかになっている。海洋汚染は、海産物や塩へのマイクロプラスチックの混入を引き起こしており、ヒトがそれらを摂取している可能性は高まっている。

 マイクロプラスチックは、体内に入ると、外来物質として免疫反応を誘導する可能性がある。また、マイクロプラスチックが、環境に存在する汚染物質やプラスチックの添加物を伴って体内に入る可能性もあるため、意図せぬ摂取がヒトの健康を脅かすことが危惧されている。しかしこれまでのところ、それを示したデータはわずかしかない。

 著者らは、意図せぬ摂取が起きているかどうかを検討するために、ヒト便中のマ

この記事を読んでいる人におすすめ