ペースメーカー除細動器などの植え込み型心臓電子機器(CIED)を使用する患者が増えている。オーストラリアAdelaide大学のIsuru Ranasinghe氏らは、オーストラリアとニュージーランドの病院を対象にCIED関連合併症の発生率を比較するコホート研究を行い、リスクを標準化した合併症の発生率に施設間格差が見られたと報告した。結果は、Ann Intern Med誌電子版に2019年7月30日に掲載された。

 CIEDを使用する場合、時には手技関連の合併症(感染、気胸、リードのズレなど)が起こる可能性がある。発生すれば再手術などの侵襲的な処置が必要になり、コストも上昇する。U.S. National Cardiovascular Data Registryを調べた最近の研究では、植え込み型除細動器(ICD)の使用に伴う合併症発生率に、施設間でばらつきがあることが報告されている。しかし、こうした研究は他には少なく、ICDより使用患者数が多い永久的ペースメーカー(PPM)の合併症発生率のばらつきは調べられていない。そこで著者らは、CIED後の患者を対象に、リスク標準化した合併症発生率(RSCR)の施設間の差について評価するためにコホート研究を実

心臓植え込み機器の合併症発生率に施設間格差の画像

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