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Ann Intern Med誌から
コールドポリペクトミーは抗凝固療法中も安全
ヘパリンブリッジ+ホットポリペクトミーと比較した日本のRCT

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 大阪国際がんセンターの竹内洋司氏らは、抗凝固薬の投与を継続しつつコールドポリペクトミー(CSP)を行う場合(CA+CSP)と、周術期のヘパリンブリッジ(HB)と従来のホットスネアポリペクトミーを適用した場合(HB+HSP)の、出血リスクを比較するランダム化比較試験(RCT)を行い、1cm未満の大腸ポリープ切除ではCA+CSP法で出血リスクを増やさずに、HB+HSP法よりも手術時間と入院期間を短縮できたと報告した。結果はAnn Intern Med誌2019年7月16日号に掲載された。

 高齢化と共に抗凝固療法を受けている患者が増え、そうした患者が大腸内視鏡検査でポリペクトミーを受ける機会も増えてきた。従来は、ワルファリン使用中の患者がポリペクトミーを受ける場合はHBを行うべきと考えられていたが、直接経口抗凝固薬(DOAC)が増えてから、DOACの継続とHBを直接比較したエビデンスは少ない。また、CSPを行うと、電気焼灼する従来型のホットポリペクトミーよりも、ワルファリン投与患者の出血を減らせるという報告はあるが、DOACを用いたCA+CSP法とHB+HSP法を比較したランダム化試験のデータはなかった。そこで著者らは、多施設が参加するオープンラベルのRCTを計画した。

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