MEESSI-AHF(Multiple Estimation of risk based on the Emergency department Spanish Score In patients with AHF)は、急性心不全(AHF)で救急部門を受診したスペインの患者の30日死亡率を予測するために開発されたリスクスコアだ。他の国の患者を対象とした場合の予測精度は明らかではなかったため、スイスBasel大学病院のDesiree Wussler氏らは、スイスの急性心不全患者コホートでMEESSI-AHFを検証し、死亡リスクの識別能力が高かったと報告した。結果は、Ann Intern Med誌2019年2月19日号に掲載された。

 急性心不全(AHF)患者の多くは救急部門を受診するため、救急部門での早期のリスク予測の結果が、その後の管理に大きな影響を及ぼす。ハイリスク患者は速やかに入院させて積極的な治療を行う必要があるが、ローリスク患者は安全に退院させ、入院に伴うせん妄や院内感染のリスクを減らすことが好ましい。そのため、標準化された精度の高いリスク層別化ツールの必要性は高い。著者らは、スペインの患者を対象に構築されたMEESSI-AHFスコアの予測精度を、スイスの患者を対象に検証するために、前向きコホート研究BASEL Vをスイス国内で実施した。

スペインの急性心不全リスクスコアをスイスで検証の画像

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