米国では、慢性疼痛患者に対する治療の選択肢として、鎮痛薬を配合した外用クリームの処方が増えている。米Walter Reed National Military Medical CenterのRobert E. Brutcher氏らは、神経因性疼痛、侵害受容性疼痛、混合性疼痛の患者を対象に、鎮痛薬配合クリームとプラセボの効果を比較するランダム化対照試験(RCT)を行い、有意な鎮痛効果は得られなかったと報告した。結果は、Ann Intern Med誌電子版に2019年2月5日に掲載された。

 慢性疼痛に苦しむ患者は多いが、有効で安全な治療は少ない。NSAIDsやオピオイドには副作用があるため、別の治療手段を探さざるを得ない患者も少なくない。代替の1つが外用薬だ。NSAIDsなどを複数の成分を混合した外用鎮痛クリームの使用は劇的に増え、医療費の上昇をもたらしている。しかし、鎮痛クリームの有効性を示したエビデンスは少なく、否定的な研究報告もある。そこで著者らは、鎮痛クリームの慢性疼痛に対する有効性を評価するためのRCTを計画し、疼痛メカニズムによって有効性に差があるかどうかも調べることにした。

鎮痛薬クリームは慢性疼痛への有効性示せずの画像

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