出産年齢の女性に最も多く見られる癌は乳癌だ。米North Carolina大学Chapel Hill校のHazel B. Nichols氏らは、分娩後の女性の乳癌リスクが時間経過と共にどう変化するかを検討したところ、未経産女性と比較したリスクは、分娩から約5年の時点でピークになり、分娩から20年間以上にわたってハイリスクの状態が持続していたと報告した。結果はAnn Intern Med誌電子版に2018年12月11日に掲載された。

 これまで、出産歴は乳癌リスクの低下に関係すると広く認識されていた。しかしこれは、乳癌の発症率が高まる60歳以降の女性を対象に検討した結果であり、分娩後の若い女性には当てはまらない可能性がある。実際に、分娩後短期間、乳癌リスクが上昇する可能性を示した研究もある。また、乳癌リスクが、母乳栄養実施の有無や、乳癌家族歴、乳癌のサブタイプなどの影響を受けるかどうかは、明らかではなかった。

 そこで著者らは、分娩後の乳癌リスクを明らかにするために、20件の前向きコホート研究のデータをプールするプロジェクトのPremenopausal Breast Cancer Collaborative Groupのデータを利用し、コホート組み入れ時点で乳癌の病

出産は若い女性の乳癌リスクを増加させるの画像

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