ステージT1aの腎細胞癌がある高齢者を対象に、経皮的アブレーション(PA)、ネフロン温存部分的腎切除術(PN)、根治的腎切除術(RN)を受けた患者の成績を比較する住民ベースのコホート研究を行った米国Weill Cornell MedicineのAdam D. Talenfeld氏らは、PAとRNの5年生存率に差はなく、PAの方が術後の腎機能障害を含む合併症が少なかったと報告した。結果は、Ann Intern Med誌電子版に2018年6月26日に掲載された。

 高齢者の腎細胞癌は緩慢な経過をたどり、癌死亡を引き起こしにくい。他の疾患に対する画像検査によって偶然に発見される患者が多く、発見時にはほとんどが腎皮膜内に留まっているステージT1で、ほとんどの場合、治癒が可能だ。診断時には、48〜66%の患者が、腫瘍の直径が4cm未満のステージT1aだと報告されている。

 腫瘍に針を挿入して温度を上げる、または冷却することにより、癌細胞を死滅させるPAはより新しい非外科的ネフロン温存治療であるが、他の治療法と有効性や安全性を比較したデータが少ないために、強力には推奨されていない。これまで、PAとPNまたはRNを受けた患者のアウトカムを比較するランダム化

T1aの腎細胞癌にはアブレーションも選択可の画像

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