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J Am Coll Cardiol誌から
低リスクAF患者に対するOACの有用性を再確認
台湾における疫学研究の結果

2015/03/09
難波寛子=医師

 心房細動AF)患者の脳卒中リスク評価にはCHA2DS2-VAScスコアが広く用いられている。しかし、スコアが1点以下の比較的低リスクである患者に対する抗凝固療法の適応は、ガイドラインにより異なっており明確な基準がない。

 このたび台湾で行われた研究の結果、CHA2DS2-VAScスコアが1点の男性および2点の女性について、経口抗凝固療法による脳卒中予防効果が確認された。CHA2DS2-VAScスコアを構成する各危険因子と脳卒中リスクとの関連にはばらつきがあることも分かった。論文はJ Am Coll Cardiol誌上で2月24日に発表された。

 本研究は台湾国内の健康保険データベースを用いて行われた。台湾では国民皆保険制度を採用しており、人口の99%を超える2300万人以上がデータベースに含まれる。本研究では、退院時病名である場合または外来で2回以上確認された場合のみ、AFおよび合併症であると定義した。

 CHA2DS2-VAScスコアは各危険因子ごとに以下の点数を加算して計算する。

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