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Gut誌から
インフリキシマブはコロナワクチン後の抗体価に影響
2回目接種で抗体濃度は上昇

 インフリキシマブまたはベドリズマブを使用している炎症性腸疾患(IBD)患者を対象に、BNT162b2(ファイザー/ビオンテック製)ワクチンまたはChAdOx1 nCoV-19(アストラゼネカ製)ワクチンを接種した後の新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)抗スパイク蛋白質抗体濃度とセロコンバージョンに至った人の割合を調べたところ、いずれもインフリキシマブ投与患者の方が低かった。結果はGut誌10月号に掲載された。

 腫瘍壊死因子(TNF)α阻害薬であるインフリキシマブは、IBDをはじめとする免疫介在性炎症性疾患に処方される頻度が高い薬の一つであるが、使用によってインフルエンザワクチンなどの免疫原性が損なわれることが分かっている。一方、抗α4β7インテグリンモノクローナル抗体であるベドリズマブでは、感染感受性の上昇やワクチンに対する血清反応の減弱は認められていないという報告がある。そこで、SARS-CoV-2ワクチンを接種したIBD患者のうち、インフリキシマブ投与患者はベドリズマブ投与患者と比べて血清反応が減弱するかを調べるコホート研究が英国で行われた。

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