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Am J Gastroenterol誌から
緑に囲まれて育つと小児のIBD発症リスクが低下
衛星データを用いたカナダの観察研究の結果

 居住環境の緑地(自然植生)が多いほど小児期に炎症性腸疾患(IBD)を発症するリスクが下がることが、カナダで行われた観察研究で明らかとなった。結果はAm J Gastroenterol誌2月号に掲載された。

 クローン病と潰瘍性大腸炎はIBDの代表疾患であり、不適切な免疫応答による消化管の炎症を特徴とする。また、環境疫学では緑地が健康に及ぼす影響が注目されており、アトピー性皮膚炎や喘息といった免疫介在性疾患の発症数と緑地の多さとの間には負の相関があることが示されているが、IBDと緑地の関係についてはこれまでに検討されていない。このような背景から、居住環境の緑地が小児期のIBD発症に影響を与えるかについて検討する研究がカナダで行われた。

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