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Circulation誌から
SGLT2阻害薬は急性非代償性心不全にも有効
ドイツ・イエナ大学病院で行われたEMPAG-HF試験の結果

2022/08/05
佐古 絵理=メディカルライター

 急性非代償性心不全(ADHF)の標準治療にSGLT2阻害薬エンパグリフロジンを追加したところ、腎機能に悪影響を及ぼすことなく尿量が増加した。論文が6月29日、Circulation誌オンライン版に掲載された。

 ADHFにおける利尿促進にはループ利尿薬と他の利尿薬の併用や、重症であれば強心薬や血管拡張薬も併用することなるが、ナトリウム利尿ペプチドやバソプレシン拮抗薬、急性血液浄化療法などを標準治療に追加しても、臨床的な利益は明確ではない。そこでドイツの研究者らは、ADHFの標準治療にエンパグリフロジンを追加することで利尿効果が増強されるかを検討した。

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