左室補助人工心臓(LVAD)を装着した患者が遠隔地域で生活している場合、地域の中でケアを提供する必要がある。地域のプライマリケア提供者と専門ケア提供者が連携する「シェアードケア(shared care)」が、遠隔地域で生活するLVAD装着患者のケアに効果的かどうか、米国のユタ大学で検討された。移植センターで継続管理された患者と、LVADの専門的ケアが提供された地域の施設で管理された患者の死亡率、有害事象の発生率は同程度だった。LVADの専門的ケアが提供されなかった施設の患者は、移植センターの患者よりも死亡などのリスクが高かった。この結果はJACC Heart Fail誌4月号に掲載された。
海外論文ピックアップ:循環器
JACC Heart Fail誌から
遠隔地域で生活するLVAD装着患者へのシェアードケアの効果
LVADの専門的ケアがないと有害事象のリスク高
2020/06/03
新規に会員登録する
会員登録すると、記事全文がお読みいただけるようになるほか、ポイントプログラムにもご参加いただけます。
この連載のバックナンバー
-
2021/02/10
-
2020/08/14
-
2020/08/12
-
2020/06/03