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BMJ誌から
大腸癌のスクリーニング間隔は10年間でよい?
初回の内視鏡で陰性だった患者の再検査時の有病率を調べる研究

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 ドイツ癌研究センターのThomas Heisser氏らは、大腸癌内視鏡スクリーニング実施間隔に関するメタアナリシスを行い、平均的なリスクの人が初回の内視鏡で陰性だった場合、10年以内に進行した腫瘍が見つかるケースは極めてまれだったため、10年間隔でのスクリーニングを推奨している現在の欧米のガイドラインを支持するデータが得られたと報告した。結果は、BMJ誌電子版に2019年11月13日に掲載された。

 大腸内視鏡検査は、大腸癌による死亡を減らすために有効な手段と考えられている。米国や欧州のガイドラインでは、大腸癌の病歴や家族歴がない平均的なリスクの人の場合、10年間隔でスクリーニングを受けることを推奨している。しかし、この理由は腺腫が癌になるまでに要する時間に関する情報と、保険請求データや癌登録を利用した比較的精度の低いエビデンスに基づいている。

 著者らは、実際に特定の間隔で再スクリーニングを受けた患者の転帰に関する情報を集めて分析する必要があると考えた。そこで、初回の大腸内視鏡検査で陰性になった患者に対して、再スクリーニングを行った場合の大腸腺腫と大腸癌の有病率を報告していた

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