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BMJ誌から
NAFLD患者の心血管リスクは一般の人と同程度
既知の危険因子をすべて補正すると有意なリスク増加がなくなる

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 非アルコール性脂肪肝疾患(NAFLD)患者の心血管リスクが高い可能性が懸念されている。英国GlaxoSmithKline社のMyriam Alexander氏らは、欧州4カ国のプライマリケア・データベースを用いて、NAFLDまたは非アルコール性脂肪肝炎(NASH)の成人患者の、急性心筋梗塞(AMI)や脳卒中のリスクを、これら疾患ではない人々と比較するマッチドコホート研究を実施し、多くの危険因子を補正していくと、有意なリスク増加は見られなくなったと報告した。結果はBMJ誌電子版に2019年10月8日に掲載された。

 NAFLD患者は血糖値や脂質に異常が見られ、過体重や肥満に該当することが多い。NAFLD患者に、これらの要因の影響を上回るような心血管リスクを増加させる別のメカニズムがあるのかどうかは明らかではない。先に行われた2件のメタアナリシスは、NAFLD患者のAMIまたは脳卒中のリスクが高いことを報告していた。しかし、それらが分析対象にした研究間の異質性は高く、既存の危険因子の補正が不完全である可能性も指摘されていた。

 そこで著者らは、European Medical Information Framework(EMIF)の活動として、欧州4カ国のプライマリケアデ

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