出産回数が多い女性は子宮体癌のリスクが低いことが知られているが、早産の場合はどうなのか、妊娠継続期間が影響するかどうかについては、明らかではなかった。デンマークStatens Serum InstitutのAnders Husby氏らは、同国の全ての女性を対象に、妊娠継続期間と子宮体癌リスクの関係を検討し、満期産の場合も、早期に人工妊娠中絶を受けた場合も、同様に子宮体癌リスクが低下していたと報告した。結果はBMJ誌電子版に2019年8月14日に掲載された。

 著者らは、デンマークの国家登録を利用したコホート研究を実施した。1935年1月1日から2002年12月31日までにデンマークで生まれた全ての女性を、1978年1月から2014年12月まで、または子宮体癌発症、死亡、移住のいずれかまで追跡した。

 主要評価項目は子宮体癌の相対リスク(発症率比)とし、癌登録を参照して診断を確認した。分析には、対数線形ポワソン回帰モデルを用いた。

 対象となった期間に、デンマークでは231万1332人の女性が394万7650回妊娠していた。うち67万1560回は人工妊娠中絶により終了(中央値8週、四分位範囲7~9で終了)となり、327万6090回は分娩(中央値40週、四分位範囲39~41週で分娩)に至っ

早産や中絶でも子宮体癌のリスクは減少するの画像

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