運動は総死亡、心血管疾患、癌のリスク低下に関係することが示されている。しかし、多くの研究では、ベースラインの運動量とアウトカムの関係を調べており、その後の生活習慣の変化を反映しにくい。英国Cambridge大学のAlexander Mok氏らは、中高年者の運動習慣の変化が総死亡、心血管死亡、癌死亡に及ぼす影響を評価する住民ベースのコホート研究を実施して、ベースラインの運動量にかかわらず、中年期以降の運動習慣は死亡率減少効果をもたらしていたと報告した。結果はBMJ誌電子版に2019年6月26日に掲載された。

 運動習慣や運動量は時間経過と共に変化することが多く、また食事の質やBMIなどの要因も長期的には変動し得る。著者らは、運動の健康への利益を明らかにするためには、そうした変化を考慮した分析が必要だと考え、ベースラインとその後の運動習慣の変化と、総死亡、心血管死亡、癌死亡の関係を評価するための住民ベースのコホート研究を実施することにした。

 対象は、European Prospective Investigation into Cancer and Nutrition-Norfolk(EPIC-Norfolk)コホート研究に参加した人だ。この研究は、1993~1997年に英国Norfolk群の40

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