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BMJ誌から
英国でも性行為の頻度は低下している
英国住民を対象にした3回の横断調査結果の変遷を調べる

英国でも性行為の頻度は低下しているの画像

 英国London大学衛生熱帯医学大学院のKaye Wellings氏らは、英国で行われた3回の大規模調査に参加した16~44歳の男女の性行為の頻度について分析し、回答者全体では2001年から2012年にかけて頻度が低下したこと、属性別では25歳以上の男女と結婚/同棲している男女で低下しており、こうした状況下でも頻度が高かったのは、安定した職業についている人、所得が高い人などだったことを報告した。結果はBMJ誌電子版に2019年5月7日に掲載された。

 日本を含むいくつかの先進国で、性行為の頻度の低下が報告されている。性的に活発であることに関連する有害な転帰、望まぬ妊娠や性感染症に対する懸念は高いが、性的に不活発であることに対する関心は低い。これまでに行われた研究では、積極的な性生活を楽しむ男女は、より健康で、幸福感が高く、認知機能も高く、余命が長いといった報告がある。さらに、性行為には心拍数や血圧を下げて心血管疾患リスクを低減するとか、オキシトシンの分泌を高めてストレスを減らすといった研究もある。しかしこれらは逆の因果関係の可能性もある。性的に活発な人の健康が増進するのではなく、病気の人の性交回数が減っているだけかもしれない。

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