高感度トロポニンアッセイが、急性心筋梗塞(AMI)の診断または除外に広く用いられるようになっている。英国Southampton大学病院のMark Mariathas氏らは、何らかの理由で血液検査を受けた連続する2万人の外来患者と入院患者を対象に、心筋トロポニンI高感度アッセイ(hs-cTnI)測定値の分布と99パーセンタイル値を調べ、患者の約5%は従来の基準範囲の上限を超えていたと報告した。結果は、BMJ誌電子版に2019年3月13日に掲載された。

 トロポニンアッセイは、患者が1型心筋梗塞(アテローム性動脈硬化に併発した血栓症に起因する)であるかどうかを判定するために行われることが多い。AMIの診断には、臨床症状を有することに加えて、心筋トロポニン値が、健常な男女からなる参照集団の測定値の99パーセンタイルを超えているといった条件が用いられている。99パーセンタイルを閾値とするのは、International Federation of Clinical Chemistry and Laboratory Medicine Task Force on Clinical Applications of Bio-Markersの推奨に基づくものだ。

 しかし、典型的な胸痛がない患者に見られる心筋トロポニン上昇は、しばしば心筋損傷

高感度心筋トロポニンI値は慎重な解釈が必要の画像

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