変形性膝関節症が進行している患者に対する治療の選択肢には、膝の半分を人工関節に置き換える人工膝関節単顆置換術(UKA)と、全てを置き換える人工膝関節全置換術(TKA)がある。英国Oxford大学のHannah A Wilson氏らは、これらの術式のメリットとデメリットを比較するために系統的レビューとメタアナリシスを行い、主に片側の損傷が激しい変形性膝関節症では多くの点でUKAのメリットが大きいが、再手術率はTKAの方が低かったと報告した。結果はBMJ誌電子版に2019年2月21日に掲載された。

 UKAとTKAは、いずれも有効であることが示されているが、UKAの適用は広まっておらず、施設によって適用率が大きく異なっている。その理由の1つは、再手術のリスクはUKA後の方が高いと考えられていることにあるが、患者が得る利益はUKAの方が多いことも示唆されていた。そこで著者らは、公表されているデータを利用して、治療選択を迫られる患者にとって重要な転帰を比較し、明瞭で包括的な情報を提供しようと考えた。

 Medlline、Embase、コクランセントラル、ClinicalTrials.govに、1997年1月1日から2018年12月31日までに登録されていた研究の中から論文を検索した。対象は、現

変形性膝関節症の手術はUKAの方が利点が多いの画像

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