肥満者を減らすための対策の1つとして、先進国では習慣的な朝食の摂取が推奨されてきた。しかしこれを支持する質の高いエビデンスはなかったため、オーストラリアMonash大学のKatherine Sievert氏らは、1990~2018年に行われたランダム化対照試験を抽出して系統的レビューとメタアナリシスを行ったところ、朝食摂取群では非摂取群に比べ、1日当たりの摂取エネルギーが多く、体重も多かったため、朝食は肥満対策として必ずしも推奨できないと報告した。結果はBMJ誌電子版に2019年1月30日に掲載された。

 朝食の摂取を推奨している背景には、朝食を抜くと、それ以降の食物摂取時に過剰にエネルギーを摂取することになる、といった推測がある。しかし、ほとんどは観察研究に由来するデータで、近年行われたいくつかのRCTでは、体重の管理に対する朝食摂取の利益は示されていなかった。著者らは、食習慣が確立している人にとって、朝食の追加は単に摂取エネルギーを増やすことになり、肥満対策に有害な影響を及ぼし得ると考え、系統的レビューとメタアナリシスを行うことにした。

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