アキレス腱断裂患者に対する手術とそれ以外の治療の、再断裂予防効果と有害事象リスクを比較する系統的レビューとメタアナリシスを行ったオランダUtrecht大学医学部のYassine Ochen氏らは、手術は再断裂リスクを有意に低下させるが、両群間の差は1.6%にすぎない一方、手術群は合併症の発生率が高く、両群間の差は3.3%だったと報告した。詳細は、BMJ誌電子版に2019年1月7日に掲載された。

 アキレス腱断裂の年間発生率は10万人当たり31件で、患者の年齢の中央値は37~44歳と報告されている。近年では、活動的な高齢者のアキレス腱断裂が増えているという報告もある。断裂した腱は手術で修復すべきか、それ以外の治療を選択すべきかについては、これまでにも議論があった。そこで著者らは、アキレス腱断裂患者の再断裂率、合併症発生率、機能的な転帰について、治療法による違いを比較する系統的レビューとメタアナリシスを行うことにした。さらにエビデンスレベルの高いランダム化対照試験(RCT)と、多くの症例数を集めることが容易な観察研究を比較し、結果にばらつきがあるかどうかも検討することにした。

アキレス腱断裂で手術と保存的治療の成績比較の画像

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