高齢出産が周産期の転帰に及ぼす影響については詳しく検討されている。しかし、父親の年齢と、妊娠の転帰や生まれてくる子どもの健康についてはデータに乏しい。米Stanford 大学のYash S Khandwala氏らは、米国で2007年から2016年までの10年間に生まれた子を対象にしたコホート研究で、父親の年齢と妊娠や新生児の転帰の関係を検討したところ、父親が45歳以上のグループでは、早産や妊娠糖尿病などのリスクが増加していたと報告した。結果はBMJ誌電子版に2018年10月31日に掲載された。

 父親の年齢が妊婦や新生児の健康に影響を与える機序については、高齢になると精母細胞のDNAやヒストンのメチル化に遺伝的変異が生じ、胚や胎盤の形成に異常を起こすことが考えられている。実際に、早産や低体重出生のリスクを増やすという報告もあるが、サンプル数や研究期間が不十分で、信頼できるエビデンスはまだなかった。そこで著者らは大規模なコホート研究で、父親の年齢と妊娠出産の転帰を調べることにした。

 米疾病管理予防センター(CDC)とNational Center for Health Statistics(NCHS)が提供しているデータ共有プログラムのNation

父親の年齢も妊娠や新生児の健康に影響するの画像

ログインして全文を読む