ニュージーランドOtago大学のTanya J Major氏らは、痛風ではない米国の人々を対象に、血清尿酸値と食生活の関係を調べた横断研究データを用いたメタアナリシスを行い、食事の内容は血清尿酸値に影響は与えるが、一般集団の血清尿酸値の変動に対する食生活の寄与は、遺伝的な要因に比べると遙かに小さかったと報告した。結果は、BMJ誌電子版に2018年10月10日に掲載された。

 血清尿酸値は、尿酸の産生と排出のバランスによって決定される。このバランスには遺伝的な要因と環境要因が影響を与える。家族や双生児を対象とする研究では、血清尿酸値変動の25〜60%は遺伝的要因により説明できることが示されている。一般集団を対象とする全ゲノム関連解析でも、ばらつきの25〜40%は一般的な一塩基多型(SNPs)によって制御されることが示唆されている。従って、血清尿酸値の分散の60〜75%は、既に知られているSNPs以外の遺伝的な要因と、非遺伝的な要因である食事や環境曝露によって説明されるはずだ。

 何世紀にもわたって、食事が痛風発症の危険因子であることは知られている。赤身肉、貝や甲殻類、アルコール飲料、加糖飲料、トマトは尿酸値上昇と関連があり、低脂肪乳

尿酸値の変動は食生活より遺伝要因が強力の画像

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