アイルランドDublin大学のNita Adnan氏らは、分娩後出血の予防に用いるオキシトシンの投与ルートとして、静注と筋注の有効性と安全性を比較するランダム化試験を行い、500mL以上の分娩後出血の発生率には有意差はなかったが、1000mL以上の重症出血や輸血の必要性は、静注ルートの方が有意に低かったと報告した。結果はBMJ誌電子版に2018年9月4日に掲載された。

 分娩後出血は妊産婦死亡の約4分の1を占めると言われている。出血の原因として最も多いのは子宮弛緩症で、予防には分娩第3期に子宮収縮薬のオキシトシンやエルゴメトリン、ミソプロストールを投与する方法が行われている。しかし、最適な薬と投与ルートは必ずしも明らかではない。

 有害事象が少なく有効性は同等であることから、実際にはオキシトシンの静注または筋注が選ばれることが多い。筋注の場合には効果は3〜7分で現れ、30〜60分間持続する。これに対し静注の効

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