米国心臓病学会(ACC)/米国心臓協会(AHA)が2017年に発表した高血圧ガイドラインを米国と中国の地域住民に適用すると、以前に比べて高血圧の有病率や治療対象者数がどう変化するかを検討した米Texas大学のRohan Khera氏らは、どちらの国でも年齢45〜75歳の国民の半数を超える人が高血圧に該当するという推定を報告した。詳細はBMJ誌電子版に2018年7月11日に掲載された。

 2017年のACC/AHA高血圧ガイドラインは、収縮期血圧が130mmHg台、または拡張期血圧が80mmHg台を「ステージ1高血圧」とし、これまでのガイドラインで高血圧とされていた140mmHgまたは90mmHg以上を「ステージ2高血圧」と定義している。治療の対象も拡大されて、ステージ2高血圧の患者に加えて、ステージ1高血圧で、65歳以上、アテローム性心血管疾患患者、10年心血管疾患リスク予測が10%以上、慢性腎疾患患者、糖尿病患者のいずれかに該当する人にも治療開始を推奨している。降圧目標は、治療前の血圧値にかかわらず、130mmHgかつ80mmHg以下に設定している。この新ガイドラインは、新たに治療対象となる患者に対する介入の利益を示すエビデンスがない、といった様々な批判を受けている。

ACC/AHAガイドライン2017の影響を推定の画像

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