禁煙補助薬のバレニクリン(商品名チャンピックス)に、うつ病や自殺企図の誘発作用があるのではないかという懸念が、ついに払拭されるかもしれない。バレニクリンのプラセボ対照試験をシステマティック(系統的)レビューし、試験に参加した総計1万人についてメタアナリシスを行ったところ、バレニクリンによる薬剤誘発性うつ病や自殺リスクの上昇は認められないことが明らかになった。
海外論文ピックアップ BMJ誌より
BMJ誌から
メタ分析でもバレニクリンとうつに関連なし
プラセボ対照試験に参加した約1万人のデータ解析で明らかに、懸念の払拭なるか
2015/03/30
大西淳子=医学ジャーナリスト
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