胸腔鏡下の低侵襲肺葉切除術を受けた患者と開胸下肺葉切除術を受けた患者の情報をデータベースから入手して長期生存率を比較した結果、患者全体では胸腔鏡下切除の方が生存利益が大きいように見えるものの、傾向スコアをマッチさせた患者の比較では3年生存率に有意差はないことが示された。また、胸腔鏡下の方が術後合併症は少なく、入院期間も短かった。米New York Presbyterian Hospital-Weill Cornell Medical CollegeのSubroto Paul氏らが、BMJ誌電子版に2014年10月2日に報告した。
海外論文ピックアップ BMJ誌より
BMJ誌から
胸腔鏡下肺葉切除の生存利益は開胸術に劣らず
傾向スコアをマッチさせた肺癌患者で3年生存率に有意差なし
2014/10/27
大西淳子=医学ジャーナリスト
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