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BMJ誌から
流産後、次の妊娠までの間隔は短い方が転帰良好

 初回妊娠が流産に終わった場合、次の妊娠まで何カ月待てば転帰が最も良好になるのか。英Aberdeen大学のEleanor R Love氏らは、スコットランドの女性のデータを後ろ向きに調べて、間隔が短い方が流産や子宮外妊娠などのリスクは低いことを明らかにした。論文は、BMJ誌電子版に2010年8月5日に掲載された。

 一度流産すると、そうでない女性に比べ、次の妊娠も流産に終わるリスクが高まる。加えて、早産や誘発分娩、分娩後出血も生じやすくなる。WHOのガイドラインは、次の妊娠まで少なくとも6カ月待つことを推奨している。一部には18カ月の間隔をよしとするガイドラインもある。

 著者らは、初回妊娠が流産に終わった場合、どの程度待てば次の妊娠の転帰が最良になるのかを知るために、集団ベースの後ろ向きコホート研究を行った。

 スコットランド住民の健康情報を登録しているデータベースから情報を抽出。スコットランドの病院で1981~2000年に初回妊娠が流産に終わった女性の中から、条件を満たした3万937人を選んで分析した。

 主要エンドポイントは、2回目の妊娠における流産、生児出生、人工妊娠中絶、死産、子宮外妊娠に、2次評価指標は、帝王切開、早産(在胎36週未満)、低出生体重(2500g未満)、子癇前症、前置胎盤、胎盤早期剥離、誘発分娩などに設定。交絡因子として、出産時の母親の年齢、社会経済学的状況に関するデータを抽出し、それらを用いて調整しオッズ比を求めた。

 次の妊娠までの間隔が6カ月未満だったのは1万2744人(41.2%)、6カ月以上12カ月未満は7791人(25.2%)、12カ月以上18カ月未満は2958人(9.6%)、18カ月以上24カ月未満が1995人(6.4%)、24カ月超が5449人(17.6%)だった。

 再妊娠までの間隔が短かったのは、より年齢が高い女性だった。

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