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ソフトドリンクと果糖の摂取は痛風リスクを高める
1日に30~50gのアルコール摂取と同等のリスク

 砂糖を含むソフトドリンクと果糖の摂取量が多いと痛風リスクが高まることが、12年間の大規模前向きコホート研究で明らかになった。カナダBritish Columbia大学のHyon K Choi氏らの報告で、詳細はBMJ誌電子版に2008年1月31日に報告された。

 米国ではここ数十年の間に、痛風の有病率と罹患率が2倍になっている。痛風の原因といえばプリン体とアルコールの摂取に結び付けられるが、著者らは、炭水化物の中では唯一、尿酸値を上昇させる果糖に疑いを抱いた。米国では、痛風患者の増加と並行して、ソフトドリンクと果糖の摂取量が増加していたからだ。果糖は、特にコーンシロップの形で摂取される量が急増している。そこで、男性を対象に、痛風発症と、砂糖を含むソフトドリンクおよび果糖の摂取の関係を調べることにした。

 対象は、医療従事者追跡研究に参加した5万1529人の歯科医、検眼士、整骨医、薬剤師、足病医、獣医。全員が男性で、91%が白人、1986年に40~75歳だった。痛風歴のない4万6393人を追跡した。

 1986年に食物摂取、医療歴、薬剤の使用について調査。130を超える食品の過去1年間の摂取頻度を尋ねる調査票を通じて、ソフトドリンクと果糖の摂取に関する情報を得た。その後、2年ごとに質問票を郵送し、体重、薬剤の使用、医学的な状態などを調査。また4年ごとに食品摂取頻度調査を行った。追跡率は90%を超えた。

 今回、以下の飲料について痛風との関係を評価した。
1)砂糖を含むソフトドリンク
  ・コカコーラ、ペプシコーラ、その他のコーラ
  ・カフェインフリーのコーク、ペプシ、その他のコーラ
  ・それ以外の炭酸飲料
2)ダイエットタイプのドリンク
  ・低カロリーだがカフェインを含むコーラ
  ・低カロリーでカフェインフリーのコーラ
  ・その他の低カロリー飲料
3)さまざまな果物とフルーツジュース

 砂糖は、等量の果糖とブドウ糖からなるため、果糖摂取の総量は、果糖自体の摂取量(フリーの果糖)に砂糖の摂取量の半分を足したものとした。

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