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エリアレビュー・大腸癌
切除不能大腸癌の予後は早期の腫瘍縮小、効果の深さと相関【WCGC2014】
東京医科歯科大学応用腫瘍学講座准教授 植竹宏之氏

2014/09/01

 切除不能大腸癌に対するファーストライン治療として、セツキシマブとベバシズマブを直接比較した初のフェーズ3試験がFIRE-3試験(AIO KRK-0306)です。主要評価項目の結果は昨年の第49回米国臨床腫瘍学会(ASCO2013)で報告され、その際に、本試験に関与しない第三者によるCT画像のIndependent reviewが進行中であるとされていました。

 今年の第16回世界消化器癌学会(WCGC2014)において、それらの結果が発表されました。大規模なフェーズ3試験の結果のサブグループ解析ですから、症例数はやや絞られていますが、サブグループ解析としては信頼できるデータになっていると考えられます。

第三者による画像評価で奏効率に有意差

 FIRE-3試験は、KRASエクソン2野生型の切除不能大腸癌に対するファーストライン治療として、FOLFIRI+セツキシマブ(セツキシマブ群)とFOLFIRI+ベバシズマブ(ベバシズマブ群)を比較したオープンラベルのフェーズ3試験です

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