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エリアレビュー・肺癌(VEGF阻害)
非小細胞肺癌治療を組織型や有害事象の点から再考する【ASCO2014】
帝京大学腫瘍内科教授 関 順彦氏

2014/07/16

 今年の米国臨床腫瘍学会(ASCO2014)では、肺癌領域で非常に多くの重要な発表が相次ぎました。その中の1つが肺癌における血管内皮増殖因子VEGF)阻害薬に関する演題で、今後の肺癌治療を考えていく上で示唆に富むものだと思います。

 まず注目されるのは、Late Breaking Abstract(LBA)として発表されたREVEL試験の結果です。

 REVEL試験は、非小細胞肺癌(NSCLC)の2次治療において、抗VEGFR2抗体であるramucirumabのドセタキセルへの併用効果を評価したものです。

 NSCLCの2次治療については、これまでドセタキセルがBest Supportive Care(BSC)に対して全生存期間(OS)で優位性を示し(7.0カ月 vs. 4.6カ月)、ペメトレキセドがドセタキセルとOSについて同等の効果を示し(8.3カ月 vs. 7.9カ月)、エルロチニブがプラセボに対して優越性を示していました(6.7カ月 vs. 4.7カ月)が、その後、OSの改善効果を示すことができた新薬はありませんでした。

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