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サーバイビンを阻害するYM155が第1相で結果良好

Institute for Drug DevelopmentのAnthony W.Tolcher氏。

 アステラス製薬が開発を進める、サーバイビンを阻害することで効果を発揮する抗癌剤であるYM155の第1相臨床試験で有望な結果が得られていることが明らかとなった。標準治療法を受けた後に再発した非ホジキンリンパ腫と、ホルモン治療不応性の前立腺癌患者を対象にした試験で、患者は投与に十分耐えることができ、腫瘍の縮小が見られた患者もいた。成果はASCO2006で、米国サンアントニオにあるInstitute for Drug DevelopmentのAnthony W.Tolcher氏らが発表した。

 サーバイビンは、細胞の死の一種であるアポトーシスを抑制する働きを持つ。癌細胞は、サーバイビンを発現することで、細胞死を回避している可能性が指摘されている。YM155はサーバイビンの機能を阻害することを狙った初めての製剤で、新しいメカニズムで働く抗癌剤になると期待されている。

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