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 2022年5月13日、日医工(富山市)は、業務停止処分などにより経営、財務状況が悪化したため、経営再建に向け私的整理の一種である事業再生ADR手続き(裁判外紛争解決)を正式に申請したことを発表した。事業再生ADRは、事業を継続しながら債権者との協議・交渉をにより債務減免などを受け経営状態を改善する仕組みのことで、同社は事業再生計画案の概要を基に取引金融機関などと協議・交渉を進め、計画の成立を目指すとしている。

 また、2022年3月期連結決算は過去最大となる1050億円の最終赤字だった(売上は1791億円)。米国で販売認可取得を目指していたバイオシミラーの承認申請の遅れなどに伴う減損損失、製造スケジュールの見直しによる廃棄原材料など棚卸資産評価損の計上によるもので、この状況を受け同社は再建を急ぐ必要があると判断し、事業再生ADRの申請を決めた。

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