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記者の眼

かかりつけ医の制度化で医療費は減るの?
外来包括報酬を意地でも普及させたい財務省の思惑

 ここ最近、かかりつけ医機能の制度化という言葉がニュースに頻繁に登場している。ただ、「かかりつけ医」自体があいまいな言葉で、制度化で何を目指しているのか話し手によっても認識が違うまま賛否の声が上がっている気がするので整理したい。結論から言えば、争点は、どこまで国民の健康を守りながら医療の提供量を減らせるかという「医療の効率化 vs 医療水準低下」のせめぎ合いであり、医療提供量の削減が医療費抑制につながりそうだから国が旗を振っている一方、医療提供者側は収入減や患者へのデメリットを警戒している状況だ。

 では、「かかりつけ医の制度化」に関連する最近の国や医療系団体の動きを見ていこう。財政制度等審議会(財制審)財政制度等分科会が2022年5月25日にまとめた建議「歴史の転換点における財政運営」ではこう記されている。

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