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 抗アミロイドβ抗体医薬のアデュカヌマブ(商品名Aduhelm)が、アルツハイマー病治療薬として米国で迅速承認されました。アルツハイマー病の治療に新たな手段が加わったことは大変素晴らしいことです。ただ、みなさんも気になっていますよね、年間5万6000ドル(610万円)という価格設定が。

 米Biogen社が公表したこの数字は、卸業者購入価格(WAC、いわゆる定価)なので、ご存じのように実際にはもっと安くなります。米国では多くの薬がWACから4割ほど値引きされ、しかし抗体などのバイオ医薬品は総じて値引きが渋いことを考えると、日本円にして400万円くらいになると推測します。が、それでも目が飛び出るほど高いです。対象患者が米国で100万人~200万人、日本で100万人ということですから、薬剤費亡国論を引き起こしたオプジーボ以上のインパクトです(オプジーボは3500万円×5万人の議論でしたし、アルツハイマー病だと投与期間も長くなりそう)。

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